2023年7月16日放送のがっちりマンデーで産総研について紹介されました!
産総研
至高の暗黒シート
開発期間10年をかけて開発した暗黒シートです。
光がほとんど反射しないこちらのシートは、車のフロントガラス下のダッシュボードやカメラや望遠鏡の筒の内側、スマホの画面など、あらゆるところでの活躍が期待されています。
従来の黒シートは、光の反射率が約4%ですが、至高の暗黒シートの光の反射率は約0.02%といいます。
至高の暗黒シートの表面はギザギザに尖っているため、光をどんどん反射して吸収しているとのことです。
そのため、ほとんどの光を吸収するといいます。
水素吸蔵合金
水素吸蔵合金は、水素を貯める合金です。
再生可能エネルギーで余った電気を水素に変えて、変えた水素を貯めます。
電気が欲しい時に水素を取り出して燃料電池で発電して使います。
従来の電気の貯め方は、電気を蓄電池に貯めていましたが、水素吸蔵合金は電気を水素に変え、水素を水素吸蔵合金に吸わせておくという全く新しい蓄電システムです。
また、合金の中に水素原子という形でたいせきの1,000倍の水素を貯めることができます。
そして、水素は燃えやすいにも関わらず合金は燃えない構造で作られています。
さらに、水素にして貯めれると、半永久的に貯めることができるといいます。
現在は、清水建設さんとタッグを組んで研究開発を進めているとのことです。
木質流動形成
木質流動形成は、木材を柔らかくして溶かしてドロドロにする技術です。
産総研は、木材をドロドロにする「ノリ」を開発しています。
特殊なノリを木材に染み込ませるだけで、一定以上の高温高圧をかけると木の細胞が滑って動き、型に合わせて木が変形します。
木質流動形成の技術で、石油からできているプラスチックを代替できるような材料に仕上げたいといいます。
さらに、木質流動形成した木材は、プラスチックよりも熱で溶けにくいとのことです。
超断熱レンガ
セラミックスの超断熱レンガは、300℃に加熱しても素手で触れる特殊なレンガです。
普通のレンガは、300℃のプレートの上に乗せて加熱すると表面が180℃ほどになりますが、超断熱レンガは表面が25.6℃とほぼ室温並みとのことです。
理由は、90%を超える断熱性を持っているからです。
従来のレンガは、火には強いけど熱を外に逃してしまいます。
一方超断熱レンガは、約40%燃費がよくなるという結果が出ているため、より少ない燃料で高温にできます。
まとめ
産総研は、今後に役立つ素晴らしい研究を進めていますね。
実用化されれば、環境にも優しくさまざまなことができるようになりますね。
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